小児全身性エリテマトーデス ステロイド

小児全身性エリテマトーデス(SLE)

今日は昨日の腎生検により使用する免疫抑制剤が決まった話の続きとして小児SLEの治療ではメインとなるステロイドについて書きます。昨日も最初に記載しましたが、書くのは素人である私が患者の母親として医師や薬剤師から聞いた内容ですので、小児SLEを発症した場合今この時代(2021年5月現在)ではこのような考えでこういった治療を行っているのだなと言う参考程度に見て頂ければと思います。

小児SLE治療基本薬剤

治療の基本はステロイド免疫調整剤(プラケニル)免疫抑制剤の3剤。活動性が高い時には入院し、ステロイド注射でのパルス療法。ステロイドの副作用対策に骨粗鬆症の薬。プラケニルの副作用としての網膜症予防のための定期的な眼科受診。

プラケニルは比較的最近2015年7月に日本で承認された薬で、海外ではSLEには全例投与すべきという位置づけにある。これがあることで病気のコントロールがつきやすくなった。以前は小児SLEはステロイド中止が不可能だと言われていたが、海外ではプラケニルと免疫抑制剤を残しステロイドは中止できる例も報告が増えてきている。日本においてもステロイドが中止できている症例が少数ある。将来はもっと違ってくる可能性がある(*^_^*)

しっかりと服薬を継続することで、日常生活を過ごせるようになり、ステロイドが維持量(症状が出ない必要最低量)まで減らすことで副作用もそこまで気にならなくなる。

ステロイドの力価について(糖質コルチコイド)

ヒドロコルチゾン20mgを1として力価換算を行う。プレドニゾロン5mgの力価は4。入院中のステロイドパルスに使用したソル・メドロール(メチルプレドニゾロン)4mgの力価は5。因みにステロイドというと怖い、急に辞められないイメージもありますが、ステロイドホルモンは人体内で作られていて、1日にプレドニン換算で2.5〜5mg程度が副腎皮質から分泌されています。でも外から入れることで十分体内にあるから必要ないよね??と人体が作らなくなってしまうそうで、それが急に服薬を中止してはならない理由の一つと聞きました。

興味あるので計算してみます。退院時の服用ステロイドは12.5mg/dayでしたので力価換算10。ステロイドパルス中はソル・メドロール1000mg/dayを使用していたので力価換算1250!!!!!3日間投与を1クールで3クール行いましたが凄い量。娘がパルス中に食欲が増進し、ムーンフェイスになるのも無理なかったのだと思います。

ステロイド使用力価の目安(退院・維持量)

退院の目安は0.5-0.6mg/kg/day。目標維持量はプレドニン4mg/day。娘は2021/05/14現在、プレドニン10mg/day服薬中。

ステロイドを目標維持量まで減らせない又は、ステロイド服薬ゼロを目指す時の対応

生物学的製剤などの使用を検討。主治医は小児適応の治験経験医で現在も小児適応の治験中の薬剤があるということでした。娘はまだこの段階にはないので具体的な話はまだ聞いていません。

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